弥高集落から弥高百坊を経て、弥高尾根を5合目の高さまで登り、そこから登山道にトラバースする道があります。弥高百坊までは下草刈りされていますが、そこから上は春の草刈り以降刈ってありませんでした。尾根筋から伊吹山登山道にトラバースする所で、ススキに阻まれ少しコースに戸惑います。湿度の高い暑い日で、花を見にいったと言うより、筋トレをしにいった感じで、くたくたになりました。当然伊吹山登山道5合目に合流した時は、山頂を目指す気力はなく、下に下りました。3合目では山野草の管理人の森壽朗先生にお会いし、しばらく話込みました。
森先生によると、
伊吹山に、トリカブトは3種類あるのではないか? (イブキトリカブトは直立して咲く)
イブキフウロは、エゾフウロあるいはハクサンフウロと遺伝子は同じでないか? (温度差などにより3裂するのでは)
イブキコゴメグサは、3合目と山頂と色が違うというが、遺伝子は同じでないか? (太った人と細い人があるのと同じ程度)
などと、疑問点を話してくださいましたが、私にはわかりません。
今年は夏の花が長く咲き、秋の花も早くから咲き出し、どうしてなんだろう?と森先生も不思議がっておられました。ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミ、イヌタデ、ハナタデ・・・といった小さな地味な花が多いですが、種類は結構あります。アザミもイブキアザミ、コイブキアザミ、イブキヒメアザミなどが咲いています。
弥高百坊は、さすがにイブキトリカブトがたくさん咲いています。昔はこの毒を弓矢に塗っていたのでしょう。 |
百坊跡は、弥高の人たちによって綺麗に下草狩りされており、昔ここにお寺が建っていた事を偲ばせます。 |
たくさんのイブキトリカブト。直立し、たくさんの花を咲かせます。向こう側には、上平寺の城跡が見えるし、伊吹山ドライブウェイを見ることができます。 |
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フジテンニンソウもたくさん咲いています。 |
ノコンギクでしょうか? ヨメナ? |
百坊跡は広い平地となっています。 |
更に上がったところ。百坊が城砦になっていたことがわかります。 |
ベニバナボロギク |
何のキノコ? |
百坊側にはこのような看板がありますが、登山道側からは目印に困ると思います。赤いビニールテープと白いビニールで目印がつけてありました。 |
コウヤボウキか? |
アザミの小さな花 |
キハギ(木萩)でしょう。露に濡れて |
アキノキリンソウ |
弥高尾根の5合目付近ですが、掘り切りがあり、後方からの攻めに対しての守りに使われていたようです。 |
クロバナヒキオコシの群生がありました |
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ヤマハッカ |
ヤマボウシ(山帽子)でしょうか(笑)? 誰かが忘れて行ったようですね。ホントのヤマボウシはこれ |
ヤクシソウも咲き出しています。 |
ヤクシソウ(薬師草) |
アキノゲシ |
○○ブリもつぼみをたくさんつけてきました |
カリヤス。カリヤスは黄色の染料になるようです。伊吹のものはいい色が出るようですが、盗らないでと森先生。弥高百坊も『刈安尾の城』と呼ばれており、カリヤスが多かったのでしょうか? |
3合目にはツルニンジンがたくさん咲いておりました。リンドウも咲き始め。コシオガマも咲いているそうですが、見つけられず。 |
オナモミの仲間? |
麓まで帰ってきて、小学校の裏に咲く彼岸花 |
ヤマラッキョウ咲き始めました。 |