伊吹山北尾根 2004.7.17

 朝早く、国見林道を通って国見峠に行ってみました。国見林道は、一応工事中で通行止めになっています(^^;)。

国見峠の石碑には、「国見とは太古の謎を偲ばせる言葉である。この峠道は近江と美濃を結ぶ歴史の間道であり、塩と絹の道として往来する村人の暮らしの道であった。教如上人をかくまった鉈が岩屋は峠にも近く、落ちのびた武将や子女の哀史は尽きない。また明治、大正期には伊吹の野麦峠でもあったのである。宮本武蔵が駆け抜けた峠、伴団右エ門の大滝、炭山村跡、さざれ石の伝説もある。峠を下れば寝仏、尻まくり地蔵が、訪れる人々に歴史の歳月を語りかける」とありました。


ガスのかかる中、北尾根の道を進んでいきます。道幅は草が広がり、ひと一人分くらいしかありません。


国見峠にて・・・(→去年の8月2日のフォト


オトギリソウがお出迎え


ヤブコウジのつぼみ


ヤブコウジの花


ヤマアジサイかと思っていましたが、ノリウツギのようです。(感謝→mten様


ホツツジも今が咲きごろです。


東のほう、春日村の集落が見える・・・平地がない


電波塔は壊されていました。どうなるのかな?
電波塔があった頃の写真


オカトラノオ


タニタデ 小さな花を咲かせています。花の根元の綿のような所がかわいらしい(感謝→はじめちゃん


ヒヨドリバナ・・・葉が4枚一緒に出ていないので、ヨツバヒヨドリとは違うみたい


シオデ。 ボールのようです。


シシウドも咲き始めています。私の身長より高く


アサギマダラがたくさん飛んでいました。


キンミズヒキも咲き始め


キツリフネもあちこちに


シュロソウは今が旬ですね


アップで見るとより綺麗です


アキチョウジかと思います。


オオバギボウシ


シモツケソウは五部咲きってところ


ソバナも咲き始め


アオヤギソウと、遠く春日村の谷あいが見える


アオヤギソウのアップです。


クガイソウは今が見ごろです。


クガイソウにモンシロチョウが蜜を吸いに来ていました。


これはトチバニンジン(感謝→michikusa mama様


ヨツバヒヨドリ


ミヤマコアザミでしょう


北尾根のほぼ中央となる御座峰です。ここは携帯の電波が届きます。是非、覚えておいてくださいね。


フナバラソウに似ていますが蔓です。コバノカモメズルとのこと(感謝→michikusa mama様) あるいはツルガシワ(感謝→mten様


ミツモトソウ


ミツバフウロも綺麗に咲いています


ヒメフウロは息が長い(長い期間咲いている)


キヌタソウ・・・大きさ3mmくらい


カミキリムシの大きなやつ・・・デジカメを近づけると威嚇してきます。


クルマバナもみずみずしい


葉の根元から花が出ている。ウワバミソウとのこと。名前の通りヘビがいそうな所に咲いている。(感謝→TN様) その中でも、ヤマトキホコリだそうです。(感謝→mten様

朝6時起床、6時半出発、7時国見峠、9時御座峰、そこで引き返し、10時半国見峠、11時自宅着。午後からは夏休みに入った子供たちのホッケーの見守りをしていました。

携帯電話は、北尾根では使用できません。痛ましい事故にならないよう出発前に持ち物と体調を確認してください。ただし御座峰ではNTTドコモが使えました。

国見林道は、滋賀県側からも岐阜県側からも峠までいけますが、滋賀県側は工事中で一応通行止めですのでご注意ください。