伊吹山登山 2005.4.3

今年初めての伊吹山登山。7:30、1合目から登り始め、3合目へ。ガスがかかる中で、シジュウカラやウグイスのさえずりが気持ちいい。去年に比べて芽吹きはかなり遅いようです。9:00、5合目へ。そこから弥高尾根を下ろうとトラバースしたのですが、雪道になり迷いました。雪に残る足跡は熊ではなくカモシカのもので、糞を見て確認しました。ガスの中、上も下も方向がわからなくなり、トラバースしすぎて、上平寺尾根、しかも地獄谷と呼ばれる藤子川の方に降りることになりました。熊が木の幹を剥いだ痕があり、完全に熊のエリア内に入ってしまい、緊張しましたが無事帰りました。帰宅は11:00。


2合目から見える1合目と、米原市の様子。ガスのため、見晴らしは悪い。右手はロッジ山です。


タネツケバナ(種付花)があちこちに


タンポポも咲き始めています


カテンソウ


葉っぱが丸いこのスミレはアオイスミレかな


節分草が満開でした。ガクが八重のものが多いかな


節分草の群落があちこちに。


スハマソウも咲き始めていましたが、曇りのため頭を垂れています。


ウサギの耳のような感じ。このスミレはアオイスミレでしょう。


セリバオウレンは今が旬のようです。葉っぱはまだ見えません。


去年の今頃は、草原一面の芽吹きが見られましたが、今年は遅い。


キジムシロも雨でしょげています。


5合目から見える伊吹山山頂の様子。念のため自宅に弥高尾根で帰ることを連絡。


シジミのような実をつけているコクサギ


さて弥高尾根にトラバースします。ところがいきなりの雪渓で道がわかりにくい。


人の足跡はなく、おそらくカモシカの足跡でしょう。


フッキソウ(富貴草)がつぼみをつけ始めました


弥高尾根の平原まで来ましたが、足跡は私のものだけ・・・ここで道の選択を誤りました。


トラバースしすぎて、降りてきたのは藤子川。泥だらけ。遠くに見えるのが伊吹山です。


ネコノメソウがたくさん咲いています


アブラチャンの花 たくさん咲いていました


ヤシャブシ


アブラナの花がとびきりきれいでした。


キブシのすだれはいつ見ても楽しい


アカヒダボタン。伊吹山にはボタンネコノメソウはないらしい。


ショウジョウバカマも咲き始め


ミヤマキケマン(深山黄ケマン)咲き始め


ニワトコの花でしょう。


このスミレは、コスミレかな

●ネコノメソウとヤマネコノメソウの違い
ネコノメソウの特徴は、雄しべの葯は黄色で必ず4個、萼裂片は直立し葉は必ず対生する。
ヤマネコノメソウは雄しべの葯は黄色で8個、たまに4個もある。萼裂片は平開し、葉は互生すると図鑑には書いてあるが、ほとんどは1個しか付かない場合が多く、まれに互生する。
ボタンネコノメソウは伊吹山近辺には自生しないと言われている。

■上平寺尾根のかなり上のレベル(伊吹山4〜5合目のレベル)に10m四方くらいの平地がありました。上平寺城の本丸より更に上に城跡があったのでしょうか? 土塁なのかどうか、私にはわかりませんでした。どなたか興味ある人は、上平寺尾根を尾根筋に登ってみてください(けもの道しかありませんが)。