2007.9.4 ケアセンターいぶき 老健
2007年8月より、連携歯科医である二宮先生にお願いし、月に1〜2回、老健入所者に対しての歯科検診を始めていただきました。対象は入所して日が浅い人で、今後の入所期間中に口腔ケア対策のできる人です。目的は、口腔内を美しくすることによりおいしく食べることができるようにすること、肺炎などの感染症を減らすこと。
また、歯科衛生士の笹木さんにも入っていただき、口腔ケアの指導をしていただくことになりました。指導を受けたことを看護師が聞いて日ごろの口腔ケアを行います。短期間で終わることなく、5年以上にわたる長いスパンで継続できることを考えています。
また、この日は胃瘻栄養の利用者さんに対して嚥下評価を行いました。その写真も添えつけます。栄養士、看護師、作業療法士、医師が集まり見守る中、お茶を飲んでもらいました。初めは3mlをうまく飲めるかどうか? むせないかどうか? できれば10ml→30mlと量を増やしていきます。むせてしまう場合は、嚥下機能に問題ありと考え、とろみをつけたお茶にして飲んでもらいます。さらっととろみ〜かなり固めのとろみという3段階のお茶を作り、嚥下に問題ないか評価しました。
評価は記録し、本人や家族に説明し、今後の食事形態をどうするか決めていきます。
歯の状態、歯茎や義歯の状態をチェック |
歯科には入れ歯を作って以来、診察したことのない ケースも多いようです。 |
歯科医、家族の見守る中、入れ歯の具合を確かめる |
食べたいけど、経口摂取をさせていない利用者さん |
いろんな粘度のお茶を飲んでもらいました。 |
どうしてもあごが上がってしまいますが、とろみをつけ ればむせがないことを確認。明日からお茶を開始 |