「地域包括ケア」にかかる現地視察研究会

2009.9.10  ジョイいぶき 研修室

 東近江地域では、平成19年8月に地域医療連携ネットワーク推進会議(三方よし研究会)が発足し、12月から脳卒中に関する地域連携パスを使った医療・保健・介護・福祉の切れ目ない連携のあり方を関係機関の多職種で検討していらっしゃいます。このような中、急性期と回復期の機関間の連携はスムーズに進むようになってきましたが、回復期と維持期(療養型施設、老人保健施設、かかりつけ医、ケアマネージャーなど)の機関間の連携と、患者や家族への支援のあり方が今後の課題となってきたそうです。
 この問題を解決するための糸口を見つけるために、ケアセンターいぶきが取り組んでいる状況について視察研修したいとの意向で、大勢の方々においでいただきました。

研修内容

・地域包括ケア(まちづくり)の考えかた
・老人保健施設の在宅に向けた支援の工夫(3ヶ月限定、在宅復帰率8割ショートステイ枠の拡大など)
・在宅医療展開に向けた取り組み・考え方(在宅看取り4割、高齢者は人生の先生など)
・連携(他機関・多職種)の現状とその仕組みをどのように作ってきたか(病院ー社会福祉協議会ー住民ー行政など)
・当施設において多職種の役割とその連携について
メンバー

・三方よし研究会(脳卒中パスの検討を行っている医療・保健・福祉・介護)のメンバー
・職種は、医師、看護師、リハビリ職、保健師、ケアマネージャー、地域連携室担当、老人保健施設相談員など
【医療】・・・V病院、K病院、O医療センター、H病院、G病院、K病院、A病院、O医院、A診療所、K診療所、Kリハセンター、M薬局
【老健】・・・ウエルA,リスタA,ケアセンターG,V老健センター、在宅ケアセンターM、市民福祉の家Y、ケアプラセンターN、ケアプランセンターY、居宅介護支援事業所N,Mケアプランセンター、居宅介護支援事業所I,Yの家、S居宅介護支援事業所
【行政】・・・東近江市、近江八幡市、竜王町、日野町、滋賀県庁(健康福祉部管理監、医療政策室長、健康推進課)、甲賀保健所、東近江保健所


次第
1.司会 ケアセンターいぶき 清水事務長
2.開会のあいさつ 東近江市医師会長 小鳥医師
3.地域包括ケアと、ケアセンターいぶきの取り組み  センター長 畑野
4.「地域支援とリハビリ」に特化した老健の取り組み 理学療法士 西村
5.ショートステイを増床したことに伴う課題と対策 介護福祉士 堀
6.閉会  東近江保健所 中村保健師
7.ケアセンターいぶき視察 

「滋賀モデル」に取り組む東近江

滋賀の医療福祉を考える懇話会