自治医大・滋賀医大合同

夏のワークショップ 2010

We are the doctors who specialize in you!  〜私たちは家庭医です〜

20010.8.21 ホテルボストンプラザ草津

主催 滋賀県出身自治医大同窓生「さざなみ会」

共催 地域包括ケアセンターいぶき

夏のワークショップ 2009


1.開会   開会あいさつ さざなみ会会長 花戸貴司(永源寺診療所)
2.実習報告   司会  野村悠(朽木診療所)
 @あいとう診療所、A永源寺診療所、B石部医療センター、C地域包括ケアセンターいぶき、D永原診療所

 ミニ講演:永源寺での診療所研修 花戸貴司

主催者代表  永源寺の花戸です。
本日、ボストンプラザホテルにて標記ワークショップを開催させていただきました。自治医大の学生さんをはじめ、滋賀医大の学生さん、自治医大卒業生の先生方、そして本MLからは三ツ浪先生も参加いただきました。おかげさまで、無事開催させていただくことができましたことを感謝申し上げます。
発表いただいた学生さん達は、皆さんとてもすばらしい感性をもっておられました。実習を提供いただいた先生方の活動のすばらしさを感じることができました。特別講演をいただいた横田先生、現在多くのことにチャレンジされている姿に感銘をうけました。今後、滋賀県をひっぱっていくのは、このような若い先生だと思いました。
今回、ワークショップを開催させていただきましたが、私のPR不足を痛感しました。このようなすばらしい皆様に参加していただいたのに、参加者が少なかったのはもったいなく、次回よりもう少しPR活動に励んでいきたいと思います。
最後になりましたが、事務局をお願いしたケアセンターいぶきの畑野先生、清水事務長さんには深く感謝いたします。本当にありがとうございました。
次回、さざなみ会は12月18日(土)に冬期学術集会+意見交換会を開催予定です。

3.特別講演  「診療所の仕事は無限大」      横田哲朗(あいとう診療所)
4.閉会  閉会のあいさつ  畑野秀樹(地域包括ケアセンターいぶき)

5.懇親会

閉会のあいさつ(共催者代表 畑野)

 自治医大学生、滋賀医大学生、自治医大卒業生、滋賀医大卒業生、滋賀医大教授などを交え、2年目の夏のワークショップを開催することができました。

 畑野の感想としては、学生さんが夏休み中に滋賀県内の各診療所で実習し、その実習をプレゼンテーションしていただきましたが、20歳前後とは思えないほどにパソコンの扱いが上手く、プレゼンテーションが上手いことに驚きました。各診療所での体験を、みずみずしい感性で語っていました。例えば点滴ができた、血圧を測ったということだけでも学生さんには貴重な経験となっていること。

 特に、患者さんとのコミュニケーションの大切さをみんな感じていました。患者さんの安心であったり納得であったり、病気を診る以前に「人間として全人的に」診ることの大切さを語っていたことが印象的です。

 滋賀医大教授の三ッ浪先生からは、地域医療を教える指導医について問題提起していただきました。人を診る医師を教える指導医について、滋賀医大と自治医大が連携して、学生の教育に関わっていく必要があることを伝えて下さいました。

花戸先生からのミニレクチャーでは、滋賀県での地域医療のエースとしての花戸先生の活躍を十分に感じました。また、あいとう診療所の横田先生の講演は、まさに国保診療所ならではの地域保健事業で様々な工夫をしていらっしゃることがわかりました。自治医大卒業生でもなかなか「患者をつくらない。地域の人が健康に生きることを支援する」保健事業に関わることが減っているように思います。花戸先生や横田先生のような若手医師が、滋賀県の地域医療の明日を担ってくれると思いますし、さらに自治医大・滋賀医大の学生さんがつないでくれることを祈ります。

 先日の嘉田由紀子滋賀県知事とのディスカッションの中で、地域や家でみると言うことの大切さ(看取りを含め)について共有することができました。今後の滋賀県の地域医療を考えるとき在宅医療は欠かせません。高齢者と若年者が交流し、命の教育ができる環境作りに私たちが関わっていく必要も感じています。

 最後になりましたが、資金面・会場設営面で協力をいただいたケアセンターいぶきの清水事務長。そして主催された さざなみ会会長の花戸先生、幹事長の野村先生に御礼申し上げます。

 今回のワークショップが、皆さんの地域医療や家庭医療への理解が深まり発展していくことをお祈りし、閉会のあいさつとさせていただきます。