○月○日早朝、
100才のおばあちゃん,自宅でたくさんの家族に見守られながらお亡くなりになりました.
少し落ち着いてから、外来に見えた弟さんがおっしゃいました.
数ヶ月前,具合が悪くなったあと,姉さんが言ってたんです。.
夢を見たんや
きれいな橋ができていた.道もきれいやった.
橋を渡ると,花がいっぱい咲いていて,それはそれは美しいところやった.
仏さんもたくさんおられた.
道の向こうに一人の女の人が立っていた.
『○○とちがうんか?』
『お母さんか?』
『何しに来たんや?』
『極楽を見に来たんや』
『まだ来るとこやないで。でもせっかく来たんやから案内したるわ』
と言って,極楽を案内してもろた・・・
臨死体験だったのだろうと思います。『お迎え』というそうです。
今を一生懸命に生きてもらうために、医療者としてできることを実践しているわけですが、生き物すべてに必ず最期が訪れます。最期の時、「長い間、お疲れ様でした。いずれ私も行きますから、待っていてくださいね」とお祈りして、故人とお別れをしています。
いかに生きるか、どう生きるか、なぜ生きるか…という問いに答えることは未熟な私にはできませんが、一人一人との出会いと別れを通して、たくさんのことを学ばせていただいているように思います。
小さなセツブンソウも、雪に負けず花びらを持ち上げ咲き出しました。寒い間じっと我慢してきてこそ、早春の一瞬に一生懸命に咲いているように思えてきます。
ようやく咲き始めました。数日前に降った雪に負けず花を持ち上げました。 |
昼になって太陽の光が当たるようになり、元気が出てきた |
ほんの1.5cmくらいの小さな花です |
たくさんの芽が伸びてきました。もう少し・・・ |
桐(キリ)・・・家紋もこんな感じですかね |
小泉地先から見える伊吹山 |
古くから良質の石灰岩が採掘されてきました。 |
長尾寺の仏様に会いに |
歴史を感じます。たくさんの先人の命のおかげで、今の私たちがある |
上板並 六地蔵。 頭巾のおかげで雨風をしのぎ、 |
初めて気がつきましたが、上板並の墓地は、その人の生き方が表現されているのでしょうか? |
ウサギと |
カメ |
おそらく私の知っている方の墓碑。生前その人が彫られたのでしょう。 |
マンサク・・・寒さ対策で枯葉をまとっているように見えます。 |
ようやく春が訪れたという実感がありますね。 |