多職種連携研修会

『これからの在宅医療について語ろう会』 多職種連携編

2015年3月5日

北琵琶湖ホテル グラッツィエ


オリエンテーション 堀川事務長(湖北医師会事務長)

あいさつ 湖北地域医療センター センター長 手操先生

基調講演 『在宅医療におけるターミナルケアと家族支援』 地域包括ケアセンターいぶき 畑野秀樹

グループワーク 全体進行 今井さん


 先月は、湖北薬剤師会を中心にワールドカフェ方式で多職種連携研修会があり、湖北歯科医師会・京滋摂食・嚥下を考える会を中心に多職種連携教育(IPE)研修が開かれました。そして今回、湖北医師会や病院の医師を中心に多職種連携研修会が開かれました。

 このような広域の多職種連携の研修会に医師が14名も参加されることは初めてではないでしょうか? 病院の医師も参加されており、在宅ターミナルケアへの理解が進んでいるように思いました。また薬剤師、歯科医師、看護師(訪問看護)、医療ソーシャルワーカー(MSW)、ケアマネ、ケアワーカー、行政など多方面から来ていただくことができていました。非常に意欲的な方々が集まりました。

今回のグループワークでは、「日頃の連携でどんなことに困っていますか」「連携を促進するためのツールについて話し合いましょう」という課題でグループワークを行いました。多かった意見としては、病院医師への面談が難しい、退院調整会議を急に連絡してこられて在宅側が間に合わない、同じような書類をたくさん書かなければならない(フォーマットが多い)、医師は病気しか見ていないので生活についての情報を知っている外来看護師と連携を取りたい、ICTを利用したネットワーク(あさがおネット)が使いこなせていない・・・といった意見がありました。

解決する方法として、病院医師は急性期治療に忙しいので、地域にかかりつけ医を持ってもらうように推進する(地域住民への周知)、病院の地域医療連携室に介護情報を共有できる部署を作ってもらう、また外来看護師に連絡がとりやすい電話ルートを作ってもらう、あさがおネット(ICT)を使ってもらえるよう医師にもっとはたらきかける、ケアマネのフェースシートと看護師の看護サマリーを統一する、ひとつのシートに歯科情報なども含めた様々な情報を書き込めるようにする、がん患者さんが利用している「私のカルテ」のようなものを患者さんに持ってもらう、というような提案がされました。

医師の動きが一番鈍いと思っていましたので、今回の研修会は、湖北圏域に大きな一歩を踏み出すことができたと、とてもうれしく思いました。今後このような研修会を市立長浜病院内でもやりたいと、早くも依頼がありました。

各グループごとのまとめ 

   
   
   
   
   
   
 
   
   
   
   
   

各グループごとのまとめ