米原市合併10周年記念式典

2015.10.10 米原市米原公民館

米原市合併10周年記念式典に呼んでいただけました。何もなければスルーしていたと思いますが、ありがたいことに表彰していただける機会をいただきました。10年たって「米原市民」である自覚ができたような気もしますし、米原市をよくしたいという気持ちが出てきます。特別講演を聞いて、これからの10年をしっかり整えよとミッションを与えられたようにも思いました。

・・・参考 10年前の伊吹町閉庁式の様子


西田 副市長による開会の辞


米原公民館のどん帳・・・曳山、なべ冠祭り、琵琶湖など・・・ 

オープニングビデオ 10年の歴史

平尾 米原市長の式辞 

米原市政功労者表彰 

泉 前市長 

まちづくり功労表彰 
 
健康推進員 感謝状贈呈

竹中 市議長ご挨拶 

三日月 滋賀県知事ご祝辞 

西村 滋賀県議長ご祝辞 

上野 衆議院議員ご祝辞 

田島 衆議院議員ご祝辞 
 

「米原市合併10周年のまちの歩みと 地方創生を見据えたこれからのまちづくりについて」
四日市大学 副学長 岩崎恭典氏

 人口の推移 2005年の1億8500万人をピークに減少時代へ。2050年には9000万人に減る見込み。働く人口(生産人口)は1995年をピークに減少が始まっていた。生産人口が年々増える時代は、放っておいても年々GDPも増えていた(増分主義)が、1995年以降は「下りていく時代」(減分主義)。若い世代のために行財政を整えていくのが、今の現役時代の責務。市町村合併は時代の流れであった。合併10周年は、行財政のメリットがなくなる日でもある(地方交付税の上積みがなくなる)。下りていく覚悟をする日である。
 米原市は合併後すぐに、自治基本条例を制定し、透明性を持って行財政のメリハリをつけることにした。若い人に住んでもらえるようなまちづくり、年配の人が安心して住んでもらえるようなまちづくりをする。PDCAサイクル。Cはチェック=市民によるチェック。Dは実行=市民参加が必要でありこれを協働と呼ぶ。
 これからの10年、①北陸新幹線、②米原に降りてもらうための市街地の整備、広報、③老朽化した庁舎の問題
 『向こう3軒両隣』の関係が高齢化により希薄になってしまった。もう少し広いエリアでの連携が必要に。これまで地域社会でさりげなくやってきたことでもある。セーフティネットを働かせる。『地域包括ケアシステム』の構築を。生活支援であり、介護予防の問題でもある。高齢者を含めた住民が社会参加するまちづくりこそが、介護予防となる。住民の意識が変わることが一番必要。米原市においては『地域お茶の間事業』など、地域住民が話し合い、助け合い、地域でお金が回るような仕組みづくりを。
 また子どもの自己肯定感を高めることが必要。子ども時代の米原市における豊かな暮らしの体験が、いずれは回帰してくる。
 下りてくる時代のしくみづくりが今後10年間の課題となる。

市内の陶芸家 市川孝さんのお皿が副賞でした 

あと10~20年頑張りましょう