伊吹町 薬草園 2003.6.23

伊吹町薬草の里文化センターの前庭には、薬草園があり、ボランティアの皆さんや町職員の方が手入れをされています。伊吹山にしかないものやハーブなど様々な花があります。伊吹山とは標高で1000m以上の差があり、日照もいいため、花の育ちが大変早く、伊吹山の山野草を覚えるにはいい機会だと思います
(往診の途中に薬草園を通ることがあり、10分ほどの道草です)
セージやタイムも花盛りです。ラベンダーも咲いていました。ステビアの葉をかじってみたら甘い甘い!


イブキジャコウソウの群生。六神丸やヒヤキオウガンの成分にされているとは知りませんでした。なんとなく懐かしい甘い香りです。


トモエソウ。伊吹山での花期は7〜8月。花弁が巴の紋のようにねじれてついています。


同じくトモエソウ。少し引いて撮ってみました。


クガイソウが既に咲いています。

クガイソウの葉は4〜6枚が輪生して階段状になってつくので九蓋草または九階草と呼ばれるようです。


こちらはルリトラノオ。伊吹山山頂のみに自生するそうです。葉が2枚で対生するのでクガイソウと区別できます。色がルリ色で、虎の尾のような花であるため名づけられました。


オニシモツケ(鬼シモツケ)だそうです。「鬼」とつくのは、シモツケのなかでも一番大きいからだそうです。葉は手の形をしています。


タチコゴメグサ。コゴメとは「小米」という意味だそうです。


タチコゴメグサのアップです。ちなみに伊吹山にはイブキコゴメグサと呼ばれる伊吹山と霊仙山にのみ生える特産種があるそうです。


サボンソウ(ナデシコ科)。帰化植物で多年草。観賞用または薬用に栽培されたものが野生化したとのことです。(感謝→TN&TNさん


サボンソウの名(別名シャボンソウ)は,この草の葉や茎を水でもむと泡がでて,石けんの代用にできるからついたそうです。


夏の伊吹山山頂お花畑といえばこれ。シモツケソウです。薬草園では既に咲いていました。


タカトウダイ。既に緑色の実をつけています。


キバナノカワラマツバ。名前のごとく葉っぱは松の葉のようです。


クルマバナ(車花)もたくさん咲いていました。