伊吹町薬草の里文化センターの前庭には、薬草園があり、ボランティアの皆さんや町職員の方が手入れをされています。伊吹山にしかないものやハーブなど様々な花があります。伊吹山とは標高で1000m以上の差があり、日照もいいため、花の育ちが大変早く、伊吹山の山野草を覚えるにはいい機会だと思います。 6月5日の薬草園 6月23日の薬草園
クガイソウは満開で、ニホンミツバチが蜜を吸っていました。 |
ルリトラノオの蜜を吸うカナブン。 ルリトラノオは伊吹山限定です。 |
キリンソウも満開となっています |
同じくキリンソウ |
コオニユリが咲きだしています。 |
ダイコンソウ |
クガイソウは、小さな花の集合。 |
キンミズヒキ |
ゲンノショウコ・・・伊吹山には白花と赤花があります |
キンバイソウ・・・金色でまぶしすぎるくらい |
イブキボウフウとアリ 防風とは、風邪を防ぐ風邪薬という意味です |
キキョウの熱気球。今にもはじけそう |
伊吹山のお花畑の色の引き立て役。アカソ |
不明花(1) |
ユウスゲのアップ |
空に向かって咲きだしたユウスゲ。花の命は1日。 夕方から開き出す花です。 |
オミナエシ・・・秋の七草のひとつ(感謝→TN様) |
西洋オトギリソウ |
セイヨウオトギリソウ(セントジョーンズワート)をここで載せましたのは、医者の出す薬に非常に影響を与えるからです。
◎利用法
「薬用範囲が広く、(1)中世には深い刀傷の治療に用いられ(殺菌作用がある)、(2)植物油の中に花を入れて成分抽出したオイルは外用薬として神経痛に効果があり、座骨神経痛の痛みを和らげる作用もある。またこのオイルは皮膚の体温を下げるのでヤケドにも効き、さらに、空腹時に少量服用すれば、胃炎や胃潰瘍の治療薬になると言われている。(3)利尿作用もあり、体内から老廃物を排出するのを助け、この浸出液は痛風や関節炎の治療に良く、(4)夜尿症の治療にも用いられる。その場合、オイルを脊椎の底部によくすり込む。(5)この植物は主として神経の鎮静薬、更年期の抑うつ状態の治療薬として、(6)さらに、気管支炎の際の去痰薬として使われている。(小学館「ハーブ大全」p68)◎天然の抗ウツ薬
ヨーロッパや中央アジアに分布する直立性の多年草で、葉や黄色の花には斑点があり、指でこすると赤い液がしみ出てきます。ヨーロッパではこの赤い液が血のような色をしているため、魔よけに使ったり、心の闇を照らし悪霊を追い脱す「サンシャインハーブ」として不眠症や、うつ病、ヒステリーなどの治療に用いていました。セントジョーンズワートは神経系の回復強壮剤ともいえるハーブで、落ち込んだ気分や不安、イライラを軽くし、精神を高揚させてくれる効果があります。有効成分のペルフォリンが脳内セロトニンの濃度を増加させることで抗ウツに働いています。(松栄堂「心と体の健康」p14〜)●一方、エイズの薬やジゴシンとの併用にて薬物相互作用が報告されています。
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1205/h0510-1_15.html