平成14年7月21日(早朝)の伊吹山 お花畑

昨日は、伊吹町教育委員会等主催の伊吹山登山が行われました。山頂を目指すはずが天候に恵まれず、山頂まで登ることができませんでした。翌朝、子ども達がラジオ体操に出かけたスキに、4番目の子どもだけを連れて山に登りました。さすがに、下から登る元気はなく、伊吹山ドライブウェイを利用しました。

お花のコメントは、「伊吹山ミニ事典」から引用しています。\800 (村瀬忠義先生就筆)


西遊歩道から登りましたが、あいにくガスがかかって見晴らしはよくありませんでした・・・
写真は「イブキトラノオ」。花穂が下に垂れたり、風で動くのを虎の尾に例えて名づけられました。イブキの名がつくのは伊吹山で最初に発見され、多数産するからです。

西遊歩道で見つけた「シシウド」。草丈が1〜2mにも達し、茎頂に小さい白花を花火のように散らばせて咲かせます。名は茎葉がウドに似ていますが、硬そうでイノシシが食べるのに適したものと考えてつけられました。茎葉は浴湯料の「伊吹百草」に加えるそうです。


クガイソウ」です、葉が通常4〜6枚輪生して階段状になってつくので、九蓋草または九階草と呼ばれます。茎頂に虎の尾のような長い花穂をつけ、青紫色の美しい花です。

天気さえよければ、お花畑が全体に見渡せるはずなのに、ガスの為、写真のコントラストを調整し、このくらいがやっとです。「クガイソウ」と手前は「アカソ


メタカラコウ」です。黄金色の穂をつけます。「ミニ事典」には「何万本も一斉に開花する美観は他山にはない」とまで書いてあります。
アカソ」は赤麻と書くそうですが、この時期は密集しています。


期待している「シモツケソウ」の群生です。今回はこのくらいしか見つけられません。時期的にもう1〜2週間後がピークであるのと、ガスの為遠くまで見渡せないのが残念でした。
 しかし家から1時間で山頂まで行けるので、機会があれば8月に再トライしたいものです。


これは普通のアザミでしょうか・・・伊吹山には花の小さな「イブキアザミ」と「コイブキアザミ」があります。「コイブキアザミ」は花が密集して咲く、この山の特産種です。


さきほども見た「メタカラコウ」です。下の花弁から咲いていくとすると、上の方はまだつぼみでした。見頃はもうすぐでしょうか。

つづく