1.経緯
平成13年度 ○伊吹町医療整備計画に伴う、医療・介護環境調査実施
医療・介護の提供体制として入所施設の必要性と各機能の相乗効果発揮のため複合施設の設置についての検討が必要
平成14年度 ○伊吹町地域包括ケア整備基本計画基本構想策定
医療・福祉・保健の3機能が連携、連続性を持つ施設整備として、愛らんどに併設して診療所+老健の複合施設を計画する。
※ 整備方針、運営方針、資金計画、施設平面図等平成15年度 ○プロポーザルコンペ実施
※ (株)湖北設計に決定
平成16年度 ○実施設計業務委託
※ (株)湖北設計
○地域包括ケアセンター開設準備室設置 平成16年10月1日
○指定管理者の指定 平成16年11月10日
※ (社)地域医療振興協会 指定期間 平成18年4月1日〜平成28年3月31日
○管理運営協定締結 平成17年1月14日
★3町合併 米原市誕生 平成17年2月14日
平成17年度 ○地域包括ケアセンターいぶき新築工事入札執行 平成17年5月30日
○新築工事請負契約締結 平成17年6月10日
※ 辻寅建設(株)彦根支店 請負金額 9億円、工期 平成18年3月21日 完工
○地域包括ケアセンターいぶき新築工事起工式 平成17年6月25日
2.整備計画
新市まちづくり計画の基本方針の1つである「安心ネットワークのまちづくり」実現に向けて、市民誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる医療体制の構築と高齢化社会にも対応した保健・医療・福祉の有機的かつ効果的なサービスを提供するため、地域包括ケアセンターを整備する。
(1)施設名称 : 地域包括ケアセンターいぶき
(2)構成施設 : 診療所、介護老人保健施設、居宅介護支援事業所
(3)老健施設の利用定員 : 入所者60人(うちショートステイ10人)、通所者30人
(4)施設規模 : 延べ床面積 4,433平方メートル(建築面積 2,491平方メートル)3.運営方針
(1)既存施設への併設による複合施設の形成
医療・福祉・保健が有機的かつ効率的なサービスを提供することが望ましいことから、米原市の保健・福祉機能の担う「愛らんど」に隣接させ、小児保健・生活習慣病予防などの保健分野やホームヘルプ事業、デイサービス事業などの福祉分野ならびに診療所、訪問看護事業などの医療分野との連携を図る。
(2)保健・医療・福祉の包括的管理
地域包括ケアセンターいぶき建設地を地域の保健医療福祉におけるコア(核)と位置づけ、個々が隣接することにより、相乗的なサービスの質の向上、効率的な運営を目指す。
また可能な限りの連携・交流を図り、保健医療福祉の一体性を追求する。さらに居宅介護支援事業所を設置し、入所者のスムーズな在宅復帰を支援するとともに、在宅サービスのコーディネート(調整)の充実を図る。
(3)リハビリ機能の強化
医療・福祉分野においてニーズの高い「リハビリ機能」の拡大策として、診療所に専門リハビリ室を完備してリハビリテーションの充実を図り、更に訪問リハビリ等のサービス提供を行うことを目指す。
(4)在宅復帰へ向けた機能強化・連携強化
介護老人保健施設においてもリハビリテーションの充実を図り、入所者の在宅復帰に努めていく。また居宅介護支援事務所を設置し、在宅におけるケアプラン作成などの支援を行い、在宅サービス利用における環境整備支援に努めていく。
(5)公設民営方式での運営
施設経営の安定や患者サービスの充実などに、民間の持っているコストパフォーマンス、専門性を生かすため、公設民営方式とし、同施設の運営実績のある(社)地域医療振興協会を指定管理者として指定した。
(6)診療所の運営
ケアセンターいぶきを核にして、現在の4施設(吉槻診療所、伊吹診療所、板並出張所、大久保出張所)は出張所として継続する。
4.新築工事の概要
工事の名称 : 地域包括ケアセンターいぶき新築工事
延床面積 : 4,433平方メートル
建築面積 : 2,491平方メートル
棟数 : 3棟(本館棟、車庫棟、自転車置き場)
本館棟構造 : 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
本館棟階数 : 地上階2階、地下(一部)1階
外築工事 : 駐車場整備他請負業者 : 辻寅建設株式会社彦根支店
工 期 : 平成17年6月13日〜平成18年3月21日
請負金額 : 900,900,000円5.開設計画
診療所 : 平成18年4月1日
介護老人保健施設: 平成18年6月1日